魚の食中毒、シガテラとは?

シガテラとは

釣りをする人ならよく耳にするシガテラとは、魚を食べてかかる食中毒の一種です。特に熱帯・亜熱帯のサンゴ礁域に生息する魚類を食べたことでシガテラにかかってしまう事例が多い。

WHO(世界保健機関)によると、世界中で毎年数万人がかかっていると推定されています。日本国内では、南西諸島が主な発生域で、沖縄県では毎年シガテラが発生しています。

症状

シガテラにかかってしまった場合、数時間から24時間程度で発症します。

症状は消化器系、神経系、循環器系に異常が現れます。

消化器系

下痢、吐き気、嘔吐など

神 経 系

口周辺や手足のドライアイスセンセーション、だるさ、 しびれ、関節痛、筋肉痛など

ドライアイスセンセーションとは

シガテラの特徴的な症状で、「温度感覚異常」のことを言います。 

・水に触れと電る気に触れたようなビリリとした痛みを感じる。

・冷水を口に含むと、炭酸水を飲んだように「ピリピリ」と感じる。

・クーラーの冷気が直接あたる肌に痛みを感じる。

循環器系

徐脈、血圧低下など

事例

ある主婦が近所の鮮魚店で買った魚で魚汁を作り、夫と一緒に夕食を食べました。その夜は普段通り変わりはなかったそうですが、翌朝から唇の周りの痺れ、手足は異常に冷たい感覚の症状を自覚した。夫も体の脱力感を訴え、近くの病院に受診すると「シガテラ食中毒の疑いがある」と診断。その後、保健所で調べてもらった結果、食べた魚は、その地域でもよく食用となっているが、まれにシガテラにあたることがあるそう。夫婦は軽い症状でしたが完治までに1週間かかった。

夕食に友人グループ6名が集まりそのうちの1人が釣った大物を刺身、アラ煮、皮焼きで振る舞った。その日の深夜に5名が下痢、嘔吐、舌の痺れ、ドライアイスセンセーションなどの症状を訴え病院に受診した。夕食を共にした6名中5名に症状が現れ、そのうち4名が入院した。

シガテラの難点・特徴

同じ魚種でも毒の有無がある

シガテラの難点は、同じ種類の魚でも毒を持っている魚とそうでない魚がいることです。その理由は、シガテラの原因毒であるシガトキシンという毒成分は海藻や岩礁に付着する有毒のプランクトン(藻類、渦鞭毛藻:うずべんもうそう)です。このプランクトンが付着した海藻を小さい魚、ウニ、カニなどが食べ、さらに大型の肉食魚類がその生き物を食べるという食物連鎖によって、大型魚類に伝搬、蓄積され、シガテラを引き起こす毒(シガトキシン)を持った個体(魚)となります。(生息する場所によって捕食する餌も違うので毒の有無も違う)

最終的に毒を持った魚を人間が食べ、シガテラにかかってしまうということです。

毒の判別方法は確率していない

研究室や検査により毒の有無を特定するこは可能だが、一般での毒の判別方法は見当たらない。また地域によって外見から毒の有無を判断する言い伝えなどがあるが沖縄県が調査した結果全てが否定されるものだった。

沖縄県HP – シガテラについて
https://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/eiken/kagaku/siguatera.html

シガテラにかかる可能性の高い魚

バラハタ
バラフエダイ
イッテンフエダイ
オニカマス

もしシガテラの疑い、あたってしまったら

唇、手足に違和感を感じたら速やかに医療機関を受診し、適切な処理を受けることが大切です。その際には魚を食べたこと、食べた魚種をしっかり医者、保健所へ伝えてください。

 

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